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JICA課題別研修「家畜感染症対策のための獣医官のスキルアップ」に本学が協力
掲載日:2025.11.11
JICA北海道センター(帯広)が主催する上記研修は、畜産現場における家畜疾病の診断と初動対応、予防のための実践的な技術と考え方を習得し、自国の獣医療サービス発展へ貢献する人材育成を目的に、2024年度から行われています。
獣医疫学ユニットの浅倉講師が研修コースリーダーを務めた今年度の研修は、6つの国・地域(パキスタン、パレスチナ、セネガル、ナミビア、タンザニア、パラグアイ)から7名の畜産・獣医関連省庁に従事する研修員が参加しました。来日前の2025年8月4日から31日の約1カ月は、オンラインによる講義・自習で実地疫学および日本の家畜衛生システムについての基本的な知識を学んだ後、9月10日から11月7日の約1か月間来日して対面で研修を実施しました。
来日研修は講義・実習・視察で構成され、家畜保健衛生所、北海道農業共済組合(NOSAI)、帯広畜産大学、民間農場等にご協力いただきながら学びを深めます。
酪農学園大学では、蒔田教授・浅倉講師が疫学の講義、Excelによるデータ分析実習、ワンヘルスをテーマとしたロールプレイによるグループワークなど、実地疫学に重点を置いた研修を4日間に渡って行いました。
学んだことを活かしつつ、全体研修の最終日には、研修員は各国での家畜衛生課題の解決に取り組むためのワークプランを発表しました。各国での課題解決が進むよう、研修員らの取り組みに期待しています。
酪農学園大学でのグループワーク1
酪農学園大学でのグループワーク2
ワークプラン作成のための研修
研修参加者(前列真ん中が浅倉講師)