つながるエクステンション

JICA海外協力隊短期派遣ウガンダ活動報告

獣医学類6年 佐野光璃

掲載日:2024.06.10

2024年1-3月の約1カ月半、JICA海外協力隊員としてウガンダ共和国ヌトンガモ県酪農協同組合の家畜疾病診断ラボに派遣されました。当組合は牛乳生産量増加を目標に掲げていますが、乳房炎蔓延が深刻な課題です。派遣中、現状把握のため現地獣医師の通常業務に参加し、近隣農家を訪問しました。活動を経て、農家が搾乳衛生管理の概念が無く乳房炎を問題視していないことが乳房炎蔓延の要因となっていることを学びました。今後は衛生的な搾乳法の普及と定着、乳房炎診断技術の向上が求められます。

乳房炎検査のためのミルクサンプル採取中

佐野さん、現地獣医師およびスタッフ.ウガンダ共和国ヌトンガモ県酪農協同組合のバルク室にて.

ウガンダ共和国ヌトンガモ県の酪農場

ウガンダ共和国ヌトンガモ県の酪農場での搾乳風景

疾病診断のための採血の様子

酪農場にて.佐野さん、ドライバー(左)、現地獣医師(右).